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占い師としての成長日記
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私は占いに興味がありましたが、占い師に本気でなろうと思っていたわけではなかったのですね。趣味に毛が生えた程度で満足していた部分がありました。でも、ちょうど9年前に、タロット教室の開講に参加したときに講師として派遣された輝夜師匠と出会ってから、その意識が少しづつ変わりました。


これだけはハッキリいえます。私は輝夜師匠に会わなかったら占いの道をこれほど究めていなかったでしょうし、まだどこかで道の固まらない主婦でいろいろさまよっていたでしょう。何が大事なのか、何をしたいのかがわからないまま・・・。
その道のプロになるために必要なのは、もちろん技術ですが、技術ならばいろんな占い学校に行けば習得できます。
私がこの占い師という学びで、先生に恵まれたことが一番幸せなことでした。
輝夜師匠が教えてくださるのは、占いの技術だけではありません。
根底に流れているのは、占い師としての根性、努力、思いやり、厳しさ、人間としてのマナー、言葉の重み・・・書き出したらキリがありません。占い師としての魂を全身全霊で教えてくれるのですね。実はその部分こそが一番大事で、自分も輝夜師匠が教えてくれることを聞き漏らさないように全力でぶつからないとだめなんです。


輝夜師匠は、極端な例えですが、親が子供を死ぬ気で育てるように、私たち弟子と向かい合ってきました。しかし、私は最初、占いを勉強し始めたころはその気持ちに応えられるような言動をとっていませんでした。その当時はわが子が赤ちゃんの時代で、手がかかる上に、夫も無理解で、とても占い師として生きていく決意がなかったし、厳しい勉強を続けるには、私は甘ちゃんで、冗談抜きで雨音じゃなくて甘音でした。何か言われると「もう辞めよう」と思っていたし、本当によく注意を受けました。それも占いのことだけじゃなくて、本当に一般常識的なこと。掲示板でのエチケットや、お客さんとのやり取りで、私はミスの連続。苦しい日々でした。何で占い師になるためにこんなに怒られたり、厳しい修行をしなければならないんだろうかって・・・。


子供が成長し、親になって初めて知る親の恩、とは言いますが、私は最初、輝夜師匠に歯向かってばかりの子供でした。
いつ辞めてもいいと思っていたし、それは輝夜師匠に痛いほど見抜かれていた事実です。
でも、なぜか私は輝夜師匠の元を離れることができませんでした。
それは・・・輝夜師匠の厳しさの衣の下にある、人間としての包容力とか、思いやる気持ち、裏のない、まっすぐなお人柄であることを、時間をかけて知ったからです。だから、輝夜師匠がどれほどの思いを持って私たちに向き合っているのかをあらゆる場面で知ることになり、私はそれに答えたいと思いはじめました。憧れの人です。占い師としても人間としても、とてもかなわないものを持っている。だから、ここで辞めちゃうのではなくて、絶対に認めてもらいたい、って思うようになりました。


しかし、「誰かに認めてもらいたいから」という気持ちだけで走るには、この道は厳しすぎるものです。浅はかな中途半端さだけを生む危険性もありましたが、最初は「輝夜師匠に認めてもらいたい」というスタートが、何度も転んで指導を受ける中で「自分がこの道を選んでいくんだ」という柱が出来上がってきました。昔は「輝夜師匠、がんばっているねって褒めてください。でないとがんばれません」と、とんでもないおばか発言をしていた私です(爆)。さすがに今はそんなこと恥ずかしくて言えませんが、それをサラリと要求できてしまうくらい私は未熟でした。輝夜師匠も心の中で「なんなんだ?!!」と参っていたに違いありません。


もし、私の師匠がお金と占いを一緒に考えるような人でしたら、私はそのような鑑定士になっていたか、呆れて占いの道を放棄していたでしょう。しかし、神様は私に輝夜師匠とのご縁を与えてくださいました。


ご縁があるということは、そこにとても深い意味があるということ。
向き合う中で感じてきたことに目をそむけず、受け入れていくことで、私は自分が変わってきたことを感じました。
いつの間にか、逃げたい自分は影をひそめ、占いの会社に面接を申し込むような積極性が芽生えていました。どこに行っても、どの会社で所属して鑑定士名が違うものであっても、輝夜師匠から受け継いだ魂や、占いに対する姿勢は絶対に崩さないようにしようと思ってきました。そして、今在宅で仕事をする孤独な作業のなかで、輝夜師匠が教えてくれた数々の言葉や心構えは、私にしっかりと根付き、不安になりそうな私を強く励まして支えてくれます。時に、「もうこんな仕事したくない!」と否定的になる自分に「でも・・・やるしかないよね」と立ち上げてくれます。


ありがたいですよね。一人でこの世界を生き抜くことはできません。


私たちは毎月一回メルマガを発行しています。
毎月お題を考え、そのお題についてそれぞれがエッセイを掲載しているものですが、来月1日に発行するメルマガの記事は、輝夜師匠と私の記事がまったく正反対で(もちろん、私たちは相手の記事に影響を受けないように、相手の記事を読んでから書くということは一切していません)、これは自分にとっても驚きでしたし、実はとてもショックでした・・・。
というのも、輝夜師匠に教えを受けていながら、輝夜師匠とはまったく反対の考え方を持っている弟子ってどうなのよ?って思ってしまったんです。すごく落ち込みました。悪いことをしている気にもなりました。


でも、輝夜師匠の回答は「いいんじゃない。スタイルは違っていいんだよ。占い師としての志や、魂のレベルが同じなら、表現が違ってもそれでいいんだよ。」ということでした。


すごいなあと思います。


私は弟子を持っていませんが、自分の子供はいます。でも子育てでいつもぶつかるのは子供が自分の思うようにならないからです。子供が自分の育てたようにならなかったり、理想どおりでないと「いい加減にしなさい!」と怒鳴る母です。要は、懐が狭いんです・・・。


そこで決定的な違いに気づけました。
私と師匠の決定的な違い。それは、面倒見のよさ。包容力。とことん、面倒を見るタイプの輝夜師匠と、できるだけなら最低限のことしかしたくない面倒くさがりな私。
自分とはまったくタイプの違う弟子でも、その考え方を快く受け入れてくれる輝夜師匠と、できるだけすべてを理想的にしなくてはいけないと考える私。


これは占いの現場で、この差が占い師としてのレベルの差になるんです。



占い師はそれこそ星の数ほどいるでしょうけど、占いの技術にとどまらず、ここまで人生を賭けて指導に当たれる師匠が一体何人いるでしょう?
そして私がいつか弟子を持ったとき、私は輝夜師匠にしていただいたことを弟子に受け継いでいけるでしょうか???
今の自分が誰かの面倒を見るということには躊躇が伴いますが、輝夜師匠に出会ったということは、私にも必ず、師匠としての人生があるということだと思っています。だから、私は輝夜師匠の下で学んできたのでしょうし、弟子として学べることと、師匠の立場から学べることはまったく異なっていますが、その二つを知って始めて、私は一人前の人間になれるのかもしれません。子供が成長し、親になって初めて世の中の苦労を自分の体で体感することができるのと同じように。


輝夜師匠が授業の最初にこういってくれました。
「私は自分の持っているものすべてを皆さんにお伝えするつもりです。」
本当にそうでした。タロットの授業にとどまらず、姓名判断、気学、四柱推命・・・輝夜師匠は自分が学んだことを出し惜しみする人ではなく、弟子に真っ先に教えてくれました。占いをしていない時間も占い師として生きることも。


何かのエキスパートになりたいのなら、大事なのは、誰の下でそれを学ぶのかということです。いい先生に出会うことができたなら、その道でしっかりとした基盤を作ることができます。私はそういう面で、誰よりも恵まれていますよね。たぶん、ある意味、こんなに私のことをよく知った上で指導をしてくれる方はもう地球上にはいないと思います。


私はまだ輝夜師匠にいただくばかりですが、できれば、自分が得たもので輝夜師匠に影響を与えられるようになれたらと思います。それには今の自分に、自分が合格点をなかなか出せないので・・・(苦笑)。


厳しさの裏に深い深い愛情がある輝夜師匠と、鑑定中は相談者に優しい言葉を並べるけど、実はまだ人の面倒をとことん見るのに抵抗がある弟子の私。
まだ至らない点ばかりで恥ずかしいのですが、輝夜師匠に失望させてきましたし、怒らせたりもしましたが、いつかこの道で、ちゃんと自立を果たすのが私の目標であり、超えるべき大事なポイントなのです。


記事にも出ましたメルマガは毎月1日発行です。
今回は輝夜師匠と私のキャラクターの違いがはっきりと分かれています。毎月、かなり力を入れて記事を書いていますので、よかったら、ご購読くださいね♪最後は宣伝です(爆)。
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プロフィール
HN:
志我雨音(しがあまね)
性別:
女性
職業:
占い師・レイキヒーラー・主婦
趣味:
ゆっくりとひとりカフェ♪
自己紹介:
日記をただつれづれなるままに書くだけでなく、自分にも、皆さんにも何かを感じていただけるような文章を作り上げたいと思います。
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