忍者ブログ
占い師としての成長日記
[133] [132] [131] [130] [129] [128] [127] [126] [125] [124] [123]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

占いとレイキのことについて触れようと思いましたが、その前にどうしても無視できない大事なことがありましたので、それを書こうと思います。


わが子が生まれ、幼稚園に入るまでは、平穏と呼べる日々が続きました。もちろん病気だったり、いろんなトラブルはありましたが、二人のかわいい小さな子供を抱っこできる喜びは、私の最高の瞬間の連続でもありました。仕事はまだまったくしておらず、子供一色の毎日でしたが、私なりに充実はしていたのです。娘が一歳を過ぎたこの頃から、もう一度輝夜師匠の元に集い、以前一緒に学んでいた占い教室の仲間と占いをネット上でやり取りを開始し、本格的に学び始めたのもこの時でした。しばらく音信普通でしたが、このとき、声をかけていただいて、私は喜んで飛びつきました!(その後、それが本当に想像以上に大変な道であることを、私は想像もできず、また輝夜師匠と一緒に勉強できるんだ!という喜びでいっぱいでした)


以前もブログに何度か記載したかもしれませんが、幼稚園に入ってからが、親にとっても、子供にとっても試練の連続でした。幼稚園に入ったらもっと楽になると思っていたのに・・・そんなことはまったくありません。むしろ、心配や不安やあせりや落ち込みが日々強くなっていく場所でした。三月生まれでオムツの取れたばかりの息子が、幼稚園に行くのを拒み、朝はおんぶして、嫌がる息子を引っ張って、時におんぶして(しかも娘は前抱っこしている状態で!)みんなが颯爽と友達に混じって遊ぶのがまぶしくてならなかったのに、肝心の息子は私の足元にしがみついてるわけですよ。イライラしましたね~~~(苦笑)。「ホラ、入っていきなさい」と突き放せば、余計にしがみついて離れないんです。今でも私には「抱っこして~」とやってくる二年生の息子ですもの、当時三歳なりたてのほやほやですから、離れないのも無理はないんです。ずっと私は幼稚園の教室か園庭で息子のそばにいるんですよ。これじゃ家と一緒です。娘はまだ母乳だったので、そばについているのも大変でした・・・。おまけに身体も小さいし、話し方もたどたどしい息子。幼稚園の間、四月生まれと三月生まれでは、顕著な差があります。息子は赤ちゃんに見えたし、四月生まれや次男次女のように、上に兄弟がいる子達はすごくしっかりしていて、主張もできているし、集団に入ることを何の抵抗もなく行っているから、しっかりした子供に映るんですよ。赤ちゃんが子供の間に混じっているようにしか見えず、てきぱきと動く同じ年の子と比べて落ち込む日々。
同時に、誰かのうちに遊びに行けば、自分の気持ちを上手く伝えられないもどかしさから、友達のおもちゃを取ったり、泣き喚いたり、とにかく遊べない。そのうち友達に「Hくんのお母さん。Hくんが邪魔するんだけれど」と私は注意を受けます。そんなことが重なって、年少から年中にかけて、彼が他のお友達と喧嘩せずに、泣かずに遊べるようになるまで、誰かと一緒に遊ばせることが怖かったこともありました。恥ずかしかったんですね・・・。上手く伝えられないのは彼のせいじゃないのに、私は代弁してあげるどころか、一緒になって萎縮してしまいました。子供に対するコンプレックスと書けばいいのでしょうか・・・うちの子以外の子供たちがみんな素晴らし気に見えるのです。頭がよさそうに見えてしまうんです。仲良しの友達ができる流れも見出せず、親も子も、幼稚園の中で居場所を探していたのです。追い討ちをかけるように、年少の終わりに、0歳の頃から仲良くなり親子で共に行動していた友達が、海外に赴任してしまいました。同じ三月生まれのお子さんを持ち、マイペースで明るい彼女がいてくれれば、私は大丈夫だ・・・と思っていたのに、そんな確実なものはなく、突然放り出された状態でした。あの時は、転勤の怖さを思い知りました(苦笑)。


でも、彼女に頼りきっていた私にとって、この別れは一つの転機になって、他の人との交流を促すきっかけになりました。それに、今はその彼女とは音信不通になり、連絡先もわからなくなりました。でも、それもまた一つの結果だと思っていますし、彼女と別れたことで、私は他の人と繋がれたことも確かです。二人でつるんでいた、そんな時代が終わり、私は幼稚園でまた新しい人間関係を開拓することになりました。


そして、幼稚園で一番私が萎縮していたことは、経済的な問題でした。
これは・・・住んでいる地域の特徴だったかもしれませんが、都内の一等地ですから、一般的なお勤めの収入では、住むことは難しい場所です。若いサラリーマンであるなら、住居費だけで給料が底をつくような物件しかありません。一軒家に至っては、一億円近いお値段。買えません!(爆)。私たち夫婦は、親が持っている敷地の上に一緒に住まわせてもらっているだけで、自分たちのお金でこの土地を買ったわけでもありません。親の支払いに乗じているだけです。なぜ乗じているかと言えば、出て行くお金がないからです。たとえ近所で借りるとしても、家族四人が満足に暮らせる3LDKの広さなら20万円はしてしまいます。絶対ムリ!
私は「家賃がないなんてラッキー!」と思って、言われるままに二世帯住居の扉をたたいたのですが、まさか子供の幼稚園を通じて、それがこんなにコンプレックスになるなんて、夢にも思いませんでした。上場企業に勤めている社宅の人や、自分たちのお金でこの土地の家を買えた人たちと、お金がなくて、幼稚園代も苦労して編み出している自分が一緒の空間にいていいんだろうか?すごく場違いな気がする・・・その居辛さはずっと私の中で消せないままでした。しかも、お金のことだから、口には出せないし、そういうセコセコした部分も見せたくない私は、見栄を張って歩いてしまいました(まあ、そんな虚勢を張っても、バレバレだったかと思いますが・笑)。特に子供の習い事なんてそうだったかもしれません。


習い事はお金がかかりますが、幼稚園のみんなのペースに合わせて、私も息子にいろいろさせてしまいました。
月曜日・・・学研
火曜日・・・体操
水曜日・・・お休み
木曜日・・・プール
金曜日・・・お絵かき教室
土曜日・・・(短期だったけれど)フットサル
一時はこれだけの習い事を息子に課していました。体操やプールなどは区の開催だったのでさほど負担がかからなかったのですが、それでも身に過ぎた出費だったのです。みんなが習わせていると聞けば、乗り遅れないようにと急ぎ、情報を集め、息子が他の人についていけるかどうかが大事でした。それも親心、と言えばそうかもしれませんね。ただ、私の中では、見栄の部分がからんでいたことは否定しません。やりすぎたという気持ちが確かに残っているからです。息子は「小学校に入ったら全部辞めたい」と言いました。それもそうです。小学校入学と同時にその住み慣れた区を出たのですが、もうそれ以来、他の人に追いつき追い越せと競うように通わせる習い事はさせていません。二年になってから、学研とボーイスカウトだけですね。


みんなゆとりがあるなあ・・・と感じることもいっぱいありました。でも私にはお金もない、夫婦も冷め切ってて、愛もない。ないない節の始まりでした。お金のことを考え始めると泥沼のようになりますし、こればかりは泥棒して収入を上げればいいというものでもありません。子供にかけられるお金が限られている私には、うらやましいと感じずにはいられない環境でした。


私がこの環境から逃げ出したいと思う理由は、夫婦の問題だけのことではなかったのです。格差社会の一端をかじって生きる勇気がなかったんですね。お金のことは、やっぱり大人同士の会話でも言わないことが多いかもしれませんが、生きていけないわけではないのに、自分の収入を虐げたくなるこの土地柄が好きになれなかった。それはまるで、痩せているのにもかかわらず、たまたま周りの人たちがみんなモデルをしていて、いつもスタイル抜群の人たちばかりを目にしているから、自分のスタイルがどうしても太っていると思うような心理状態に似ています。


お金がなくても心意気!と思うようにしていましたが、でも私の中で強い強い劣等感でした。東京の一等地だったから余計に感じる問題だったのかもしれませんね。今の土地は全然そんなこと気にしないですから(^-^;。
だから「お金もない、愛もない」空しいだけの生活をどこかで吹っ切りたくて、私は次第に占いの勉強に身を投じていくことになったのでしょう。


私にしかできない、私だけの個性が欲しかったのかもしれません。お金に振り回された上、何ももてない自分でいるのには耐えられなかったからこそ、占いで私は抜きん出たかったのかもしれません。負けず嫌いの私がチョイスした、他とは違う私の人生・・・占いは私にとって、最後の砦だったのかもしれませんね。


次回でようやく占いのことが書けそうですね・・・(苦笑)。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
志我雨音(しがあまね)
性別:
女性
職業:
占い師・レイキヒーラー・主婦
趣味:
ゆっくりとひとりカフェ♪
自己紹介:
日記をただつれづれなるままに書くだけでなく、自分にも、皆さんにも何かを感じていただけるような文章を作り上げたいと思います。
最新コメント
[01/09 雨音]
[01/08 papa]
[10/28 雨音]
[09/16 sepi]
[02/07 雨音]
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
Powered by 忍者ブログ * [PR]
* blogdesigned by Mei Fukui.