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占い師としての成長日記
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まだまだ続く依存症の私の分解。もうしばらくお付き合いくださいませ。


今も女としての商品として自分を考えたら、どうしても顔にもスタイルにも自信が持てません。トークも・・・男性と向き合うとすごく緊張するんですよ。何でだろう?と思うくらいに。職場でも「承認印お願いします」とかは平気で言えるけれど、飲み会とかはすごく苦手でした。プライベートな話になると、何を話したらいいのかわからず、男性と向き合うこと自体が私には異常事態なんですよ。大げさな話じゃなく、コチコチになってしまうんです。


なのに恋愛はしたいと思うんですから、人間の欲望って、困りますよね。


だから男性と向き合うときはいつも「嫌われないためにどうすればいいのか」という方向性から向き合っていたのです。言うことを聞いていればいいと思っていましたし、我慢すれば何とかなると思っていました。それよりも孤独を貫くほうがよほど辛いと思っていたから。
自分を偽ってでも彼氏は欲しいわけです(爆)。そりゃあ、うまくいきっこありません。転勤前に付き合っていた男性もそうでした。今も「何であの人の彼女になろうと思ったんだろう?」彼に心が動いた形跡がないのに無理に彼女に昇格した自分。結局、私は「庇護されること」に高い望みを持っていて、付き合ったり結婚するってことが庇護そのものだと思っていたんです。誰かと一緒にいれば幸せになれると思っていたんです。でも・・・心の伴わない男女の付き合いはキツイだけでした。空しいんです。相手はすごく嬉しそうなのに、私はその笑顔を見ても全然嬉しくない。楽しくもなんともない。一緒にいるのにきつかった。でもそれを口にできないことがもっときつかった・・・。


そのキツイ関係に身をゆだねて満足感を捜し求めるほど、私自身の芯はグラグラだったんですね。


もちろんそこに「早く円満に銀行を辞めたい」という想いも絡んでいたし、友人たちが結婚する知らせが舞い込むたびに「私も早くここから抜け出したい」と焦りました。それが、私自身の素直な判断を狂わせ、誰かに救って貰える人生を追い求める結果に繋がったんです。今まで親が自分の人生を助けてくれていたように、結婚したら今度は自分の旦那様に自分の人生のフォローをして貰えるのだから、早くそうなりたいと急ぎ過ぎていました。


転勤を言い訳にして、彼と私の価値観の違いを棚に上げたまま東京に出てきてしまったことは、実はひとつの大きなミスでした。実はその放置こそが、今の夫と私の関係に大きな影を落としているからです。どうせ別れるのなら、最後は自分の思いをぶつけてちゃんと戦っておくべきでした。
私は「相手に嫌われたくない」という気持ちを別れる相手にまで持ち込んでしまったんです。裸の自分を見せたら嫌われる・・・別れる際にも自分は守りたいわけです。きれいごとで済ませようとしたからです。


ここで私の人生の課題は持ち越しになりました。


「自分が疑問を感じたり、違和感を感じたなら、相手に恐れずにぶつけてみること」これをできることもなく、田舎を出て行くことになりました。
夫とのねじれた関係がピークに達したとき、私の中でいつもいつも、この彼との別れが頭をよぎりました。これじゃあの時と同じだ、あの頃の自分と今の自分の基本は変わっていない。真剣に相手と向き合うことから逃げ回っているのは、他ならぬ自分をいい子に見せたいため。その逃げ回った結果が今の夫婦関係だとするのなら、私のしてきたこと、選んできたことは、間違いだらけですよ。


何が間違いなのかはもう再三書いているのですが・・・。
自分の守り方を間違っていたことです。相手を傷つけまいと思う気持ちを楯にしていますが、私は自分がいわゆる「いい子」でいたかっただけですよ。本当に守らなくてはならないのは「自分がどう感じたのか」という、私にしかないその感性であり、自分が自分であるための「私の想い」でした。もし私の感性が「それは嫌だ」と働いたのなら、それに従うべきなんです。きちんと言葉に出してね。


ぶっちゃけいうなら、友達が結婚しようが、彼氏ができようが関係ないと顔を上げて歩けばよかったんです。そんなものにいちいち振り回されて死ぬほど落ち込みまくり、友達の幸せも祝えず、自分の孤独を受け容れられずに、自分を好きになってくれた男性と好きでもないのに付き合って、結局不満もわがままも言えず、ぶつかることもなく逃げるように田舎から出てきた私なんですから。


これ、書いて読み直すと、ものすごい「やな女」ですよね。全然「いい子」じゃないじゃないですか。私が執着していた「いい子」の定義すらかなりずれています(苦笑)。


男は星の数ほどいるのだ、とよく言いますが、私はその星がすごくすごく遠くにいる存在で、絶対に自分のところには来ない星なんだと思い込んでいました。本当は希望を信じたかったのに、「駄目だ。私なんて駄目なんだ。結婚なんてできないんだ。一生独身かもしれない・・・(暗)」と毎日それこそ呪いの様に自分に言い聞かせていたのだから、全然上向きになれるわけないです。自立なんて、まったくできていません。っていうか、自立なんて考えてもいなかったと思われる言動です。男性に選ばれない自分=自分がダメダメ女だから。その方程式が固定化してました。ある意味、苦しい時代でした・・・。
誰かに頼る人生から誰の力も借りないで歩く人生をそのときちゃんと考えられていたら、今の私はもう少ししっかりしていたかも知れませよね(笑)。


それでも、こんな卑怯な逃げであっても、東京に出てきたことは私にとって非常に大きな分岐点になりました。


親がそばにいない。頼りにしてきた親がそばにいない。たったひとりだけ。
東京に親戚もおらず、高校時代の友達数人くらいしか当てがない、土地勘もない。ないない尽くしの東京生活は、ホントに寂しさの極地でした。女子寮だったのが幸いで、都内の同期がすごく良くしてくれたり、同じ頃に転勤で都内店に勤務となった総合職の女性の先輩にこう言われました。


「転勤して友達が減ることはないのよ。新しい店でも、前の店にも自分の知り合いが増える。そう考えればいいのよ。」


もちろん男っ気もない私の東京生活は、田舎では味わえなかった自由と、その裏返しの孤独を教えてくれるものでした。明らかに25歳の実家との分離をきっかけに、私は自分が「23歳で結婚、25歳で第一子、27歳で第二子を出産する」という浮ついた夢から覚めていくことができるようになりました。25で子供どころか、彼氏もいないって(爆)!!


それに田舎にいると「○△銀行に勤務・・・」と言えば、周囲の人がまるで水戸黄門の印籠を見せられたかのように「ハッハ~~」と道を開けてくれてさらにレッドカーペットを敷いてくれるかのような扱いだったのですね。公務員やNTTなど、合コンなんかはたくさんお誘いがありました。しかし、都内に出れば「○△銀行」て言っても、知ってる人なんて誰もいやしません。「何?それがどうしたの?」って感じです。もうお姫様なんかじゃありません。逆に銀行名を出したらこっちが説明しなくてはいけないのです。環境が変わってしまえば、エリートでもなんでもない、ただの人ですよ。それも私にとって、目が覚めるような現実でした。田舎にいれば、職場の看板だけで、私自身も「デキる人」と見てもらえたんですよ。でも、これも・・・間違いなくひとつの依存だったのです。


銀行の知名度なんて、所詮その世界だけの人にしか通用しないし、私の実力じゃないんですよね。「虎の威を借る狐」とはまさにこのことでした。それでも、転勤したおかげ?でこの銀行で更に居残ることになってしまいました・・・(苦笑)。辞めたいと思うことは多々ありました。しかし、東京で土地勘が出てきて、歩きたい場所に自分ひとりで行けるようになって来たとき、私の中で生まれて初めて「私に対する明らかな自信」が生まれてきたように思います。


長くなってしまっていますが・・・ごめんなさいね。
東京で暮らし始めて13年。田舎には田舎のよさがあり、帰りたいと思う気持ちは強くあるけれど、東京にいる私のほうが、努力家かもしれません。それはやっぱり田舎に帰ると私は娘に戻ってしまうからなんでしょうね。
とたんにだらしなくて、いろいろやってもらってしまう私に成り下がってしまいます。親には、実家を離れて初めて、いろいろ感謝できるようになりました。毎年秋の干し柿のお手伝いに参加するようになったのも、実は家を出てからなんです。親のために、娘としてできることはしたいと思えるようになったことは、独立のもたらした一つの成長といえるでしょう。
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志我雨音(しがあまね)
性別:
女性
職業:
占い師・レイキヒーラー・主婦
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自己紹介:
日記をただつれづれなるままに書くだけでなく、自分にも、皆さんにも何かを感じていただけるような文章を作り上げたいと思います。
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