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占い師としての成長日記
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先週金曜日、私は午後が仕事を休みだったので、金融機関巡りをしました(笑)。記帳とか、今月分の預け入れとか、いろいろが溜まっていたからです。


まず真っ先に立ち寄ったのは、給食費を引き落としている信金の通帳記入です。しばらく行っていなかったので、残高が足りなくなったら・・・という不安があり、記入してみました・・・問題なし!OK!!


通帳の残高を確認して、駐車場に出ようとロビーを横切った私に、信金の内部で事務仕事をしている女子社員の声がしました。


「ありがとうございました。」


ちょうど昼時で店内は閑散としていました。お客様は私くらいでしたので、その挨拶は明らかに出て行こうとする私に向けられたものです。


その言葉を発端にして、もう一人の女子社員の声が「ありがとうございました。」と続きました。


私は、胸がいっぱいになりました。


私は10年前、信金と同じように、地方銀行の窓口で、自動ドアが開くたびに「いらっしゃいませ」と声を出し、お客様が窓口ではなく、キャッシュコーナーだけの用事であっても「ありがとうございました」とお礼をいう毎日でした。でも私が声を出せば、他の人たちもまるでウェーブのように「ありがとうございました」と発声してくれました。そんな当時の気持ちや状況がフラッシュバックしたからです。


思い出が懐かしかったから胸がいっぱいになったというよりも、その女子社員の気持ちのいい挨拶で、なんだか「ここに来て良かったなー」とさわやかな気持ちになれちゃったんです。


そして思いました。10年間、あの銀行の窓口で何千回も発声した私の挨拶はすべてが全力のものではなかったかもしれないけれど、でもきっと誰かに「あ、気持ちいいな」って何回かは思ってもらえたものかもしれないと。
私が投げた一生懸命さは、無関係な誰かの気持ちを少しだけさわやかな気持ちにさせたこともあったかもしれない。そんな確信が、フツフツと湧いてきました。


そして一番感じたのは、自分の投げた言葉が10年後、またこうして何の関係もない誰かからブーメランのように返って、そして励まされます。我が身から投げた言葉が、何年かしてちゃんと自分の手に帰ってきます。
因果応報は、自分のしたことは自分に帰ってくるという意味ですが、これも一つの因果応報かもしれません。一生懸命、不器用ながらに銀行の仕事をこなしていた自分が発した挨拶は、きっと通り過ぎていく、見知らぬ誰かの心を動かしていたに違いない・・・そんなことを信金のロビーで教えてもらえました。


ホント、あの当時は失敗ばかりでみんなの足を引っ張っていた私ですが、声だけは大きくて元気がよかったので(演劇部の賜物?!)銀行の内部事務にいるときから自動ドアが開くたびに大声で出迎えていました。


苦しくてたまらない中でも、一生懸命取り組むことに何の無駄もありません。10年たって、あの修行時代が生きていることを痛感するばかりです。同時に、最近の私は、あのころの一生懸命さがとても愛しく感じられてなりません。

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志我雨音(しがあまね)
性別:
女性
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占い師・レイキヒーラー・主婦
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自己紹介:
日記をただつれづれなるままに書くだけでなく、自分にも、皆さんにも何かを感じていただけるような文章を作り上げたいと思います。
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