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占い師としての成長日記
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私は女性ですので、どちらかといえば男性よりも女性の言動にものすごく敏感かもしれません。いいなあと思う言動は真似をしたいと思いますし、逆に同性として恥ずかしい!と言いたくなることもこのような仕事をしていると多々あり、男性との向き合い方とはまったく異なっています。


女性と男性、その違いを考えると、「周囲の空気を読み、自分がその空気に対応する=気配り」が断然女性のほうが優れている思います。逆に言えば、それが女性らしさであり、その部分を磨くということは女性として生きるうえで無視できない事項でしょう。周囲に自分を合わせることは自分を失うということではないのです。自分を抑えて合わせるということを言うのではなく、自分が女性であるという自信を基盤に、言うべきことがあればやんわりと丁寧にお伝えし、賛辞したい部分は恥ずかしがらずにきちんとお話できる、そんな柔軟性を持った女性は年齢に関係なく、魅力があり、同性としても尊敬できるはずです。


女性の気配りひとつで場がまったく変わってしまいます。
そのような出来事を気づかせる二人の女性に最近出会いました。


某コンビニでの出来事。
せっかく夏祭りに出かけたのにもかかわらず、突然の雨で中断。子供たちに何も買ってあげずに帰ることになったため、せめてアイスくらいは買って帰ろうかと言って立ち寄りました。そのコンビニにはガチャガチャを売っていたので、たまにはいいかな・・・と思って二人の子供に「今日は買っていいよ」とOKを出しました。私は節約派一筋なので(苦笑)、ガチャガチャって、正直言ってその場だけのおもちゃで、ケースはそのままいらないごみになるし、中身によっては「いらない!」と思うようなものがあるので、子供が欲しがってもほとんどやらせません。
でも祖母からお小遣いをもらってお祭りに繰り出したのだから、これくらいの娯楽はいいだろうと思って、二人に100円玉を渡しました。もちろん、子供たちは大喜びです。普段ケチンボな母が100円を出してくれたのだから!


娘は今最大マイブームの「YES!プリキュア5」のガチャガチャを、息子は「ガリガリくんマスコット」を選択。まず娘がプリキュアのおもちゃを取り出しました。次に息子が機械にお金を投入したのですが、出てきません。中には4個ほどガチャガチャが残っているのですが出てきません。
息子が「かあちゃん、出てこないよ~~」というので私も触りましたが、やはりダメなので、レジの女性店員に声を掛けました。50代位の女性ですが、いつも店にいるのでオーナーかもしれません。


その女性は「あ~だめですね。お金返しますから。」と言って、レジから100円を持ってきました。
「残り少なくなると、出ないんですよ。」
私の手にそれを返すと、さっさとレジに戻りました。
それだけです。


ガチャガチャはそのコンビニの主力商品ではないけど、コンビニ内に置いてあるという事は、その販売に関して責任があると言うことです。
私だけでなく、息子も、レジの女性がガチャガチャを機械を開けて出してくれるものと思っていたので、この対応に、がっかりしました。
お金さえ返せばいいと思っているのでしょうか。
少なくとも、ガチャガチャを購入するのは子供であり、在庫がないならともかく、残っているのに手に出来ないというのは理不尽です。お金を渡してさっさと仕事に戻る女性には、息子のがっかりした空気が読めなかったんでしょうか。少なくとも、出ない機械をそのままにまたほったらかししておくのなら、また同じように子供が欲しがって、お金を入れても出ず、お願いすればないと断り、お金だけ返すのでしょうか。だったら、子供をがっかりさせるだけで、店として何の気配りも至っていません。申し訳ないですね、の一言もなく渡された100円がなんだか穢れて帰ってきたような印象で、私はものすごく許せなくなりました。
気配りとは、ただ仕事をこなすだけでなく、トラブル発生のとき、その影響を受ける人の気持ちにまで気持ちが及ぶか、否か、だと改めて考えさせられました。


面倒な対応が増えるのだからやっかいだわと考えるなら、最初からそんな機械など設置しなければいい。ないほうがよほどの気配りですよ。


もうひとつ。


我が家の隣の畑は土日の朝、野菜の朝市が開かれ、大勢の方がやってきます。並ばないと売切れてしまうんですね。土地柄、ご年配の方が多くて、私が並んでいると「お若くていいわね」なんて言われます。(完全に余談ですが)


朝市の開店を待っていると、そこに一台の高級車が止まり、60歳位のご夫婦が降りてきました。大体、朝市に並ぶのは主婦である女性だけで、夫婦で来る方はまったくいらっしゃいません。
で、見るからに、男性はこぎれいに身を固めた社会的に地位のある方であり、奥様は品のよいものをお召しになっていて、正直言って値段の安い野菜市に並ばなくてもいいんじゃないかって、庶民の私は思いました。
でもそのご夫婦の話を聞いていると、常連さんみたいなんですね。


開店時間になり、畑を作っているおじさんとおばさん(実はこのおじさんとおばさんは私たちの住むマンションの大屋さんなんです)がやってきました。並んだ順番にとれたて野菜を購入します。私が購入した後で、その高級そうなセレブ夫妻がおばさんに、手に持っていた紙袋を渡しました。
どうやら何かお礼の品を、おばさんに渡したようです。「いつもおいしい野菜をいただいているから・・・少なくて申し訳ないんですけど・・・」と、その奥様はおっしゃっていました。


変な見方かもしれませんが、私はこのご主人が社会的に成功している理由がなんとなくわかった気がします。


私自身、この朝市に並ぶことも多いのですが、新鮮な野菜をいただけるのは当たり前であって、その先にある「こんなおいしい野菜を低価格でいただけてありがたい。今度お礼をしたい。」という気持ちなど、この女性の行動を見なければわかりませんでした。


生産者と消費者という構図ですが、お金を払う以上、消費者のほうが言い分を通すことばかり考えます。でも、この女性が、生産者に対して「ありがとう」という気持ちを、きちんと伝えていることに感服しました。きっとこの女性は、お仕事をするご主人だけでなく、見えない相手にも想像力を働かせ、ご主人の周囲の人が気持ちよく過ごせるように、間接的なケアをしてきた女性なのでしょう。だからこそ、ご主人は奥様の見えない采配によって社会的地位も上げてきたのです。


誰でも歳をとれば、表面上の見た目は落ちます。どんな美人も老化には逆らえませんが、気配りのできる優しさは、その老化をカバーしても余りある魅力になるはずです。
私自身、そういう気配りがまったくと言っていいほど、できていなかったため、これから磨きをかけようと思います。
心がけが美しいと、感じていただければ嬉しいですものね。

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プロフィール
HN:
志我雨音(しがあまね)
性別:
女性
職業:
占い師・レイキヒーラー・主婦
趣味:
ゆっくりとひとりカフェ♪
自己紹介:
日記をただつれづれなるままに書くだけでなく、自分にも、皆さんにも何かを感じていただけるような文章を作り上げたいと思います。
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