忍者ブログ
占い師としての成長日記
[263] [262] [261] [260] [259] [258] [257] [256] [255] [254] [253]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

今私はある資格を取得するため、週に一度ですが学校に通っています。
「ホームヘルパー二級」・・・言わずと知れた、介護のお仕事です。


なぜ占い師なのにヘルパーなの?と思われるかもしれませんが、お恥ずかしい話、現在の会社に所属しながら生活するためのまとまった金額を得られるまでの働きができていないのが私の占い師という現実なのです。これはただただ、私という人間性の未熟さが原因としか言えません。占い師は人間性が商品のようなもの。言葉、生き方、アドバイス・・・そんなあらゆる面から鍛錬が足りない自分はいつもくすぶることが多かったのです。因果応報。占いが活性化できないのには必ず理由があります。


そして残念ながら、収入が微々たるものでも気にせずに好きな仕事だけに没頭できるほど我が家は裕福ではありません(苦笑)。住宅ローンも、2人で働いて返す、そのつもりで組んだのですから、占いだけですべてをカバーしきれない現実はとても辛く、夫の給料だって爆発的に増えるわけないのですから、今度は私は外に出て、ちゃんとした収入を得ないとダメなんだなと、今までのやりかたを見直しせざるを得なくなりました。


じゃあどうすべきなのか・・・。
占いと並行してできるお仕事を、と思って、最初考えたのはドトールとか、近所のガストとかです。いつでも求人が出ているし、時間のシフトも融通が利きそうだったので・・・。何せ外に出るのはいいのですが、子供が熱を出した時、誰も助けてくれない状態ですから、とにかく時給は安くてもいいから、近所で休みを取りやすい会社ならどこでもいいと思っていました。


でも、どうしても迷いが出てしまって・・・。何だか違う、といえばいいのか、どうしても踏み切れないのです。
あと10年後、自分もあの制服を着て、あそこに立てるんだろうか(そのとき私は50歳ですよ・・・)と想像しながら考えてみると、やっぱり違うような気がしてしまう。
かといって、自分にできることは限られているし、元いた会社に戻って再度の銀行員もキツイ(子供が熱を出したからって簡単に休めるような企業体質ではない)。時間に融通が利いて、なおかつ自分も働き甲斐を持てる仕事を・・・。と求人広告を眺める日が続きました。


でも求人は看護士さんか薬剤師さんしかありません。このときほど、看護士さん強し!と思ったことはありませんでした。


ちょうどその頃、母方の祖母が亡くなりました。亡くなる前に祖母がお世話になっている施設にお見舞いに行き、祖母の手をぎゅっと握ってあげていたら、祖母の喜びの反応があったことを思い出しました。そして、祖母のお葬式で一つ年下の私の従姉妹が、現在介護施設で入浴介助の仕事をしていることを知り(彼女も身寄りのない土地で三人の子供を育てている状態です)子供がいるとこの仕事は時間が融通が利いていいよ、と教えてくれました。彼女はヘルパーの資格を持っていなかったのですが、近所の施設で時間もいいところが見つかり午前中だけ働いているそうです。


介護かあ・・・。


私は祖父母と三世代同居の農家で生まれ育ち、晩年の祖母は脳梗塞で最後の数年は母が自宅で介護をし、祖父も祖母が亡くなるまで献身的に介護をしていましたが、年々弱っていき、最後は真冬のお風呂で亡くなりました。
そういう環境下で育っていたので、年をとるとこうなっていく、ということはキレイ事ばかりじゃないこともわかります。嫁という立場がどういうことをするのかも・・・。


でも私はそのとき祖父母の面倒を見ることから逃げてしまったという後悔があります。
母に押し付けて、自分は何もせずに過ごしてしまった。老いてゆくおじいちゃんとおばあちゃんを温かく受け入れることができないままだった。そんな苦い想いが残っています。


その後悔という念が、私の中で一つの道を差し示してくれたような気がします。母はあんなに一生懸命介護を行っていたのに、その魂を受け継いだ娘の私が、今度は親の介護から逃げていもいいのだろうか?と。母のあの背中を思い出し、祖母の死とともに、そのバトンが今度は自分の元にやってきたような気がしました。そして、今の私は同居の祖父母を亡くした頃の無気力で何も知らない、できない若い女性ではありません。占いという学問を通して、輝夜師匠から魂の学びを受け、自らを知り、そして人間としてどうあるべきなのかを徹底的に教えてもらいました。そして、この身にレイキという愛のパワーを通すこともできるのです。私の想いを手の平を通じて今まで出会うことのなかった人たちに伝えることもできるのです。


そして、夫の両親、そして私の両親、今後は私たちが支えなければならないのです。私自身の環境を考えて、介護の資格を取得するのは決してお門違いではないと思いました。今までの学びの基盤があるから、それを生かすことができるでしょう。


ちょうどまたタイミングよく、ヘルパーのお仕事をしている方がそばにいて、私にヘルパーのお仕事情報やら、どうやって資格を取ったのかを細かく教えてくれました。子供を持っていても融通がきくこと。副業としてヘルパーをしている人もいること。とにかく資格があれば、該当する求人数はぐっと増えます。求人広告には「一週間に一日、一時間からOK!」というヘルパー募集の企業もありますね。子供を抱えている子育て世代のお母さんたちでヘルパーをしている方はとても多いそうです。これは私の住んでいる地域だけの問題だけではないと思いますが、最近、町に老人がとても多い気がします。特に都営団地をたくさん抱えている地域なので、バス停もご老人ばかりですから、逆に言えばその気になれば近くで見つかるかもしれません。


そんないきさつがあり、友達に学校を紹介してもらい(友人紹介割引があるんですよ~~)、通い始めているところです。ところが思いがけずPTAの役員が忙しいので、資格をとってもすぐにお仕事できるかは微妙なラインなのですが、占いのお仕事も並行して頑張っていこうと思っています。実は、占いを会社に所属して続けるのも、実は単なる私のわがままで、現実の生活を優先するなら、私は外に出て、確実にお金をいただける仕事を選んだほうがいいのかと思って、占いの会社を辞めてヘルパー優先で・・・という考えに陥ってしまった時もあります。


でも、輝夜師匠に「所属会社をやめてしまったら『「元プロだった占い師』になってしまいます。お金を払ってまでして元・プロのところに見てもらいたいと思うでしょうか?」と疑問を投げかけられました。


もう、お恥ずかしながら、何もいえなかったです。
それは私の望むところではありません。
どんなに苦しくても、占い師として生きていくと決めたのだから・・・。お金は確かに現実の生活を支えるために大事ですし、稼がなくちゃ!という現実もリアルですが、目的を間違ってしまったら、何の説得力もありませんね。


そんなわけで、介護の資格を取りつつも、この道で頑張ることも自分に課すことにしました。
大変かもしれませんが、でもみんなみんな人生大変ですよね(^-^;。私だけが特別じゃない・・・。重い荷物を抱えながらも、それぞれ自分の目的に向かって頑張っているんだから、私だけが大変で苦しいわけではないんですよ。


介護というお仕事の理念は、今自分がぶつかっている課題「偏見を持たない」ということがとても重要なのです。そうですよね。お年寄りを相手にするわけですから、占いのお客様以上に大変だと思うのですよ。でも先生がきっぱりと「でもそれはやりがいでもあります」と断言していました。


今の私が今まで勉強したことをどれくらい活かせるのだろうか。それを知ることができるのは結構楽しみだったりします。ヘルパーの仕事で学んだことが占いに活き、占いで学んだことがヘルパーで活きるなら、冗談抜きでこの人生に対してもう贅沢なんて言っちゃいけませんね(笑)。


でもまだ講義は半分も終っていません。資格というものをとるのは久しぶりになりますが、一日中座っているのもなかなか大変です(汗)。ようやく実技に入り始め、今は体位変換、車椅子への移動やベッドメイキングを教えてもらいました。これ、忘れないようにするのも大変です。先生によって授業もものすごく面白かったり、そうでなかったりするんですが、生徒さんの性別や年齢も幅が広く、ご夫婦で受講されている方も何組かいたりして、そこに通っていろんな人とペアを組むのも一つのワクワクになりつつあります。



最後に感銘を受けた先生の最初の言葉を一つ・・・。
「技術なんてあとからついてきます。
手早くなくていいから、手際が悪くてもいいから、どうか優しさを持ったヘルパーさんになってください。
こんなひとに自分の親を介護してもらいたいなあ・・・そんな風に思ってもらえるように頑張ってください。」
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
志我雨音(しがあまね)
性別:
女性
職業:
占い師・レイキヒーラー・主婦
趣味:
ゆっくりとひとりカフェ♪
自己紹介:
日記をただつれづれなるままに書くだけでなく、自分にも、皆さんにも何かを感じていただけるような文章を作り上げたいと思います。
最新コメント
[01/09 雨音]
[01/08 papa]
[10/28 雨音]
[09/16 sepi]
[02/07 雨音]
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
Powered by 忍者ブログ * [PR]
* blogdesigned by Mei Fukui.