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占い師としての成長日記
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保育園の学芸会がありました。
年長の娘にとってはこれが最後の保育園での学芸会になります。お姫様の役をやるのでとってもノリノリでした。いつもは簡単に二つに分けているだけの髪ですが、今日は朝から気合を入れて結んであげました♪


娘の保育園で私がとっても気に入っていることは、何かあるたびに園長先生がギターを持って歌を歌ってくださることです。ウェルカムミュージックは先生方の演奏でした。これがいいんです!忙しい保育の合間を縫って練習したと思われる先生たちの一生懸命なお姿は、かわいらしい園児の演技姿とはまた別の感動があるんですね。


園長先生がいつもこの歌をイベントがあるたびに歌ってくださいます。
それはこんな歌詞。


ゆっくり
のんびり
もたもた
ありがとう


この曲、多分園長先生の自作と思われるんですが、ものすごいスローなテンポの曲で、これを第一発目から観客である親に「ぜひお父さんおかあさんもご一緒に歌ってくださいね~」なんておっしゃるんです。父母照れまくりで、小声で歌います(苦笑)


歌詞には園長先生の、子供を見つめるまなざしのあたたかさや、つい子供を「早く早く、急がなくちゃ!」とせかしてしまう親を「まあまあ」となだめてくれるような、そんな想いを感じてしまいます。
例えば私の日常をもし歌にしたら、


あわてて
せかして
はやくはやく
いそがしい


で終わりますものね(苦笑)。


つい子供にも「早く」を要求してしまう、時間のない働く親の私です。


子供たちの発表が始まりました。
昨年は合奏で自分の楽器がなかったという大アクシデントに見舞われた娘ですが、今年は一個しかない楽器を担当できて得意顔でした。さすが年長さんになると難しい曲もクリアできるようになってくるんですね。そしてお芝居のお姫様役もセリフも大きな声で(それでもいつもより緊張していたみたい)頑張ってくれていたし、親ばかですが、思いっきりかわいいです♪「あの子はなんてかわいいんだろう・・・」親ばか丸出しで見つめておりました(爆)。


最後に年長さん全員で「ほいくえんがだいすき」という曲を歌ってくれました。
この曲、子供たちが歌詞を考え、園長先生が作曲した、自分たちの保育園への想いを歌にした一曲なんですね。もうね・・・今このタイトルを書くだけで思い出してまた涙がこぼれちゃいました(^-^;。


そう、もう不覚にも私はこの歌を聴いていろんな思いがこみ上げてきて泣きました。でもこの思いは、息子のときとはまたちょっと違うんです。


「ほいくえんがだいすき・おともだちがだいすき♪」
そんな歌詞を口を大きく開けて思い切り歌っている娘。


思えば、娘は親の経済的な事情で幼稚園には行けず、保育園に預けて三年間を過ごしました。年中のときに転園し、不安がいっぱいの中でまた新しい環境に入ったことでしょう。保育園は、幼稚園ほど堅い親同士の関係も子供同士の関係もなく、保育は保育園任せで、息子ほど親の関わりのない園生活を過ごしてきました。息子が私の手作り弁当を週に3日持っていく幼稚園ならば、娘はずっと保育園の給食でした。息子は周囲の親子との距離が近い分、息子がいろんなことが出来ないことに悩み、比較して落ち込んだり、それでも息子の成長を感じる時間も多く、行事のたびに成長した息子を見て泣いてましたが、娘は元々しっかりしているし、あまり手もかからなかったし、そもそも預けてしまう時間が長いために他が見えないので落ち込むこともありませんでした。だから娘の保育園生活で涙を流すことなんてありえないな~と感じていたくらい、私は淡白だったかもしれません。


でも心の底で「罪悪感」に似たものをどうしても持っていた私。息子は3年間べったり育ててきたけれど、娘に対しては、保育園という別の世界にお願いしっぱなしで、自分のお仕事をさせていただいてきたという想いがどこかで何時も消えなかったのです。息子の幼稚園の関わりに比べたら、なんて薄い係わり合いで済んでいることか。それが、私にとっては楽であったけれど、娘にとっては一抹の寂しさだったかもしれません。


でも、娘が大きな声で歌を歌うのを聞いていたら、私は何もしていないのにこんなに大きくなってしまって、いつの間にか娘にとって保育園は本当に「だいすき」と呼べる場所になっていたことにすごく驚きました。娘なりに大変だったと思うんですよ。途中から仲の良い人たちの間に入るのって。保育園はみんな0歳からの仲間ですから、結束力もあります。でもそんなお友達との間で躓きも経験しながら、それでも今はこうして元気に通ってくれる娘の強さに感動したんですね。それが私の中の罪悪感というか、消化できていなかった育児への思いを救ってくれました。私は後ろ向きだったかもしれないけれど、私の戸惑いに関係なく、娘は私のいない場所で自分から頑張ったし、自分を大事にしてくれる保育園の人たちに出会えて、娘はそういった多くの愛に囲まれて育つことが出来ているのだと思えたら、それこそとてもありがたかったし、泣けてきました。娘の頑張りと周囲の手厚いサポートに親が救われたんですね。親は完全じゃない。だから、たくさんのサポートしてくださる存在が確かにいる・・・サポートにすべて甘え、努力を怠ってはいけないけれど、こうしてあげられなくて申し訳ないという罪悪感でずっと向き合うよりも、こうした見えないサポートに気づき、至らない部分をフォローしていただけたことへの感謝を持ち合わせるだけで視点はまったく変わってくるんですね。


私の知らない部分でしっかりと成長させていただいたことをこの歌を通して実感しました。「ほいくえんがだいすき」と歌えることがどれほど幸せなことか・・・。
親は手抜きをしたり、自分のこと中心になってしまったり、将来の不安に振り回されてしまいますが、子供は何時も目の前のことに一生懸命。そんな目の前に広がる世界が、「ほいくえんだいすき」という言葉に象徴されているのならば、私も今、自分の目の前に広がる世界を「だいすき」と歌えるような毎日にしていきたいですね。


本日の感謝・・・
「のんびり・ゆっくり・もたもた」をつい忘れてしまう忙しい親たち。
でも子供たちは親と離れた集団生活の中でしっかりと成長していることを歌を通して教えてくれたね。どの子もみんないい顔していた!保育園の先生方、愛のある保育をいつもしてくださっているんですね。よくわかりました・・・素敵なゆっくり時間をどうもありがとう。
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志我雨音(しがあまね)
性別:
女性
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占い師・レイキヒーラー・主婦
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自己紹介:
日記をただつれづれなるままに書くだけでなく、自分にも、皆さんにも何かを感じていただけるような文章を作り上げたいと思います。
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