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占い師としての成長日記
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ここのところパソコンの不調で、携帯からの更新だったり、昨日はパソコンがほとんど動かなかったので、気持ち的に日記を更新する気持ちにもなれなくて、ずっと単なる近況報告で終わってしまってすみませんでした。


さて、気合を入れ直してまた書き綴っていこうと思います。


しかし、ずっと現在も占いを輝夜師匠の元で学び、継続している私にとって、占いにまつわる勉強のことを掘り下げることは、客観的になれない難しさが伴います。まだ渦中にいるからですね。でも、敢えて今はそこをじっと見なければなりません。私の弱さと、逃げの姿勢や自信のなさがどこから来るものだったのか・・・。自分がいかに弱かったのかも。


「占い師でない時間も占い師として生きなさい」
これが輝夜師匠の格言でした。


しかし、そう言われても、私の心の中は「でも」で始まるものでした。
「でも、輝夜師匠は実際占いで仕事をして、占いで食べているじゃないか。占い一本の生活だからそういう事が言えるのかも知れないけれど、私は占い一本の生活なんてできないよ!!」と常に考えていました。
私自身はそのとき占いで仕事をできる状態ではまったくなかったし、目処もつかなかった。「ムリ!ムリ!」とお手上げ状態。逆に「輝夜師匠はどうして私の事情を知りながら、こんなことを言うのだろう。」と輝夜師匠に対してずっと反抗していました。「私はみんなと同じようにできない時もあるからわかってほしい。私には時間がないからそれを汲んで欲しい。」それが自分の心の中の大部分を占めていました。当時一緒にいてくれた仲間の一人とよくメールで愚痴を聞いてもらっていました。
そうやって自分を甘やかしながら、でも面白いことに完全に逃げ出すこともせず(逃げ出す勇気もなかったのかもしれません)まるで激しい嵐の中、ボロボロのいかだで海をさまようような心もとない毎日を過ごしていました。続けるにも辞めるにも納得がいく理由がない私でしたね・・・。
反抗しながら(でもそれは表には見せず)、宿題をこなしていた、という状況だったといえるでしょう。


そして、これが一番きつかった!運営サイトである「月の占術館」ではくじ引き当選者に無料メール鑑定を行うという企画がスタートしました。


この無料メール鑑定は、正直言ってあらゆる無料鑑定の常識からは考えられないくらい、非常に細かい点までびっちりと書き上げたものを送信しています。どの人が鑑定の当番になってもそれは一緒でした。まずくじ引きで当選した人から、メール鑑定依頼が届きます。無料でおこないますが、その代わりに結果をブログで公開させていただいていました(もちろん個人情報は仮名で)。このメール鑑定は「無料だからと言って手を抜かない。」というのが輝夜師匠の基本方針でした。また誰が鑑定しても、すぐに送信せず、掲示板で輝夜師匠やみんなの添削を受けます。受付けてから一週間以内に返信することになっていましたが、一発で鑑定が合格することはなく、それこそ二、三度書き直すのは当たり前で、修正にもかなり時間がかかります。内容がきめ細やかなだけに字数も半端ではなく多いです。みんなの添削を受けて、また修正し・・・その一週間はほとんどかかりきりになります。私はこのとき、子供たちと20時に床につき、夜中の2時に起きてパソコンに向かう生活を始めました。メール鑑定をする当番でなくても、他の人が仕上げた鑑定の添削をしてあげなければなりません。私の生活は一気に目が回る忙しさになりました。昼間は子供のために、早朝は占いのために。自分が当番に当たると、それこそ本当にパソコンの前で何時間もうなり、添削を受けて落ち込み、再々提出の末ようやく送信が終わってほっとしたのもつかの間、すぐに次の鑑定が入ります。それと同時に相変わらず苦手な掲示板当番もありましたし、メール鑑定のやり取りもまた別の新しい掲示板で行いましたので、それこそもう苦手に囲まれているような生活。無料鑑定ですからどんなに時間を割いても何かバックがあるわけではないのです。しかし内容的にはかなりクォリティの高いものを送信し続けてきました。


本当の意味で、私たちがプロとしての第一歩を踏み出したのもこの無料メール鑑定でした。


確かにしんどかったです。今思い出しても、よくやってきたなあと思う。でも、あの苦しさを自分なりに創意工夫して時間を作り出して乗り切ったことや、締め切りに追われながらも、一回もそれを破らずに済んだことは、私の中で一つの収穫でした。無料メール鑑定と同時進行で有料メール鑑定も始めたのですが、輝夜師匠へのご指名の鑑定依頼が圧倒的で、また指名でなくてもすべての鑑定に輝夜師匠は添削で関わっていたため、その負担は半端ではなく、最終的にはメール鑑定は閉じることになりました。
鑑定の文章の組み立て方は拙いものだったし、四柱推命やタロットの読み方もまったく素人に近かったけれど、それでもあの一生懸命やった日々は、月の占術館時代の最高の思い出です。今も所属している会社でメール鑑定が時々回ってきますが、あの時鍛えられたおかげで、詳細にわたった鑑定をすぐに出せることができます。あの経験は、私を一つ変えていきました。苦労が人を鍛え、変えていくんですよね(まあ、当時はメール鑑定が入るたびに全身に冷や汗かいてましたし陰で泣いていたのにね・笑)。当番じゃなくても添削係を担当するのだって大変でしたからね・・・。


でも、まったく素人に近い私たちの稚拙なあの鑑定文を、最終的には完璧な作品(?!)に仕上げた輝夜師匠のキメの細やかさは、文章の書き方も含め、とても参考になりました。


わかりやすいことを心がけなさいということで、素人さんが見てもわかりやすく、納得のいく文章を作るのは大変な作業でしたが、あの試練は今、プロとしてやっている私のゆるぎない基本の部分です。「なんちゃって占い」をたとえ無料のメール鑑定でも許さなかった輝夜師匠のその方針が、鑑定士としてのプライドを育ててくれたことは確かなのですね。


しかし・・・その中で一番辛かったことは、共に走ってきた仲間が、抜けていくことでした。


私なんかよりもずっと芯が強く、また時間的にも余裕があると思われる人が、悩みに悩んだ末、抜けることもありました。
大変だったメール鑑定を一緒に乗り越えた仲間ですが、体調不良に足並みを乱され辞めていく人。これ以上頑張れないと言って辞めていく人・・・それぞれの事情がありました。そのたびに「一緒に頑張ろう」と言ってきたけれど、やはりそれは自分が助けてもらいたくて、支えてもらいたくて、輝夜師匠と向き合うエネルギーが不足していたから、仲間と依存しあっていたいから出た言葉だったのかもしれないと思います。辞めると決意した人たちにはそれぞれの理由があり、私には止めることなどできません。でも残されるのはたまらなく辛かったし、心細かったですね・・・。


一番仲良くしていた方が辞められた時、本当に力が抜けましたし、一瞬「どうしよう」と思いました。いつだって辞めていいと思っていたのに、でも一緒に辞めることもできなかった。彼女がいないから辞めるという生き方は許されないと思っていました。それこそ、何のために今までここまで頑張ってきたのかわからなくなります。残るのは、せめて自分の意思で残りたい。彼女は彼女の道。私は私の道・・・心細い中でも、続けることを選んできた何百回目の分岐点だったのでしょうか。


心細さと輝夜師匠にいつも注意されて凹むことで前が向けなくなっていたけれど、やっぱり自分の意思は「続ける」と選択してきました。自分の意思というより、もっともっと大きなもの、わかりやすく言うなら私の中にいる私の神様のような大きな存在に「やめるのは正しい選択ではない」といつも言われてしまうんです。自分の中にはもう一人の正しい選択ができる自分がいて、感情や一時的な失望に振り回されたりしない堂々とした自分は、脱落する自分をいつも救い上げてくれるんですね。


そんな風に考えられるようになったのは、きっと2005年四緑木星中宮の年にレイキをアチューンメントしていただき、レイキヒーラーとなったことが原因かもしれません。レイキは、確実に、ゆっくりと私の中に沁み込み、投げやりで逃げたい私を変えていったのです。レイキによって、輝夜師匠の厳しい言葉や今までの辛い時間が、自分の中で宝石に変化していったといったら書きすぎでしょうか。レイキが私を内面から変えていった。それは絶対に確信があるのです。


いつしか、落ち込んで途方にくれる自分を励ましてくれるのは仲間ではなく、自分で自分を励ますようになっていきました・・・。そして、仲間が抜けていくたび、輝夜師匠と自分との絆が深まっていきましたね。
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プロフィール
HN:
志我雨音(しがあまね)
性別:
女性
職業:
占い師・レイキヒーラー・主婦
趣味:
ゆっくりとひとりカフェ♪
自己紹介:
日記をただつれづれなるままに書くだけでなく、自分にも、皆さんにも何かを感じていただけるような文章を作り上げたいと思います。
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