占い師としての成長日記
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自分の人生を振り返ることが多くなってしまった最近。なぜ自分は占いという道に入ったんだろうかと思うことがあります。
占い師を生業とするたいていの人は、幼い頃から不思議な力を持っていたり、そういった体験も多かったり、運命と言うものに興味を持っていた人だったり、霊感の強い方が多いと思います。
しかし、私は霊感体質ではなかったし、不思議な話など持っていません(苦笑)。鋭い感性もなかった・・・ただオドオドした、普通のおとなしい幼少時代から、次第に同性同士でははじけたキャラクターになってきたかもしれません。占いに興味を持ったのは高校生くらいですが、でもそれは結果に興味があってのことで、占いという流れに心惹かれたわけではなかったのです。カードをいくつか買い求めましたが、恐れ多いもの、というイメージが常にあり、いつも黒い布をかぶせ、机の奥にしまいこんで、これは!というときに本を片手に展開していました。でもいつの間にか、使わなくなっていたのですね。
私が短大に入ったとき、サークルの勧誘で心理学同好会と言うものを知りました。心理学同好会というと堅く感じるかもしれないけれど、やっていることは占いです。文化祭には占いをしますので、本を見ずに占いができるようになってください、という誘い文句が今も残っています。
結局ほとんどまともにそのサークルには同好会に参加しなかったのです(私は演劇をメインに動いていたので、顔が出せなかったんですね)。友達も一緒にそのサークルに入りましたので、いろいろ情報はもらっていたし、文化祭にあわせて本を購入し、占いができるように勉強はしていました。それが手相の本でした。今もその本は私の手相のバイブルとして困ったときに開いています。手相を学び、一回100円でもお金をいただけるのなら本を見ない程度に占いができるように勉強したのです。
結局、学園祭で手相を披露することは一度もありませんでした(^-^;
演劇に二年間の青春を費やしてしまったので・・・。
しかし思わぬところで、私の手相が大うけしてしまったんです。私は名古屋の短大にいたのですが、高校からエスカレーター式で上がってきたお嬢様グループがクラスにいました。私はどちらかといえば、地方出身でつるんでいる地味なグループでした。なので華やかなお嬢様グループとは縁がなかったのですね。しかし、その中の一人が私に手相を見て~といって親しげに話しかけてきてくれました。私はドッキドキです。バブル絶頂期でしたから、当時のお嬢様連中は本当に華やかでキレイでした。
私が手相を見てズバズバというたびに、彼女がびっくりするんです。
「当たってる~~なんでそんなことがわかるの?すごいっ!」
そして彼女がグループに「ねえねえ、すごいよ。やってもらいなよ!」って広めてくれるんです。
面白いことに、クラスには私のほかにも心理学同好会に所属し、占いを勉強したクラスメイトは他にもいます。私は演劇で披露しなかったものの、他の人はちゃんと文化祭でお金をいただいて鑑定している人もいるのです。だけれど、なぜか私の手相だけがクラスに広まり、休み時間には私の前に列ができるようになっていました・・・(笑)。自分は感じたことや学んだことをそのまま伝えているだけなのに、クラスメイトは「わかった!ありがとう。」と素直に受け入れてくれる。当時はクラスメイトを占うだけで終わっていたけれど、当たる当たると言ってもらえて、やっぱりうれしかったんですね。
それから短大二年のとき近所にある店でバイトをすることになったんですね。主にコーヒーとハーブティーを売り物にしている会社で、オーナーは役所広司似だけど、当時はバブル真っ只中だったからかなりノリノリで、きっとイケテル女子大生が欲しかったのかもしれません。が、私はどこをどう見ても、田舎くさい女の子でしたから、初めは難色を示していました。しかし「特技・手相占い」という文字をみて彼の目つきが変わりました。
「手相か・・・面白そうだな。採用!」
ええっ!そんな条件で採用かよっ!!!Σ(◎o◎;)
お茶の淹れ方に慣れてくると、顔見知りのお客さんが来るとオーナーが「それはいいからこの人を見てくれ」って鑑定席に案内するのです。
「あ、ハイ」なんていいつつも、「失敗したらどうしよう。」ってびくびく。だって、お客さんは10代の女子大生ではなくて50歳くらいの女性ですよ?私よりも何倍人生を生きている人です。そんな人を相手に何を話せばいいのでしょうか?外れていたら・・・(汗)。と思うけれど、逃げられません。オーナーがニヤニヤしながら私を送り出すのですから。
でも私の鑑定が始まると、お客さんが「そのとおりだよ!」「当たってるね~」って本当におだてじゃなくて言ってくれるんですね。その言葉で安心した私は段々のってきます。作品を仕上げるように、感じたことを話します。面白いなあと思うのですが「違うね。外れているよ」と言われたことがないのですね。記憶から飛んでしまったのかもしれませんが、私にとっては今でもそれが不思議でたまらないのです。
少なくともここで出会いました。
私は道という確かなものまでに発展するとは思わなかったけれど、でも不思議なことに、もし誰かに自分の占いにけちをつけられていたら、この時点でやめていたかもしれません。
この年齢で思ったことは「へえ、芸は身を助けるってこういうことか。」
ということでした。生きるためにこういう技術ってあったほうがいいんだなって。でも、それは私にとって、まだその程度の認識であって、覚悟とかそういったものとは程遠い思いでした。
きっかけとは恐ろしくもあり、不思議なものです。
占いをたまたま学んだだけなのに、それが周囲の声によって、自分が最初そんなに気合を入れるつもりはなかったのに、高めることになっていく。
でも・・・当時はそんなことまったくわからなかったけど、大きな流れがちゃんと働いていたんですね。
そして私は占いとは正反対の職業である銀行に入ることになります。
続きます。
占い師を生業とするたいていの人は、幼い頃から不思議な力を持っていたり、そういった体験も多かったり、運命と言うものに興味を持っていた人だったり、霊感の強い方が多いと思います。
しかし、私は霊感体質ではなかったし、不思議な話など持っていません(苦笑)。鋭い感性もなかった・・・ただオドオドした、普通のおとなしい幼少時代から、次第に同性同士でははじけたキャラクターになってきたかもしれません。占いに興味を持ったのは高校生くらいですが、でもそれは結果に興味があってのことで、占いという流れに心惹かれたわけではなかったのです。カードをいくつか買い求めましたが、恐れ多いもの、というイメージが常にあり、いつも黒い布をかぶせ、机の奥にしまいこんで、これは!というときに本を片手に展開していました。でもいつの間にか、使わなくなっていたのですね。
私が短大に入ったとき、サークルの勧誘で心理学同好会と言うものを知りました。心理学同好会というと堅く感じるかもしれないけれど、やっていることは占いです。文化祭には占いをしますので、本を見ずに占いができるようになってください、という誘い文句が今も残っています。
結局ほとんどまともにそのサークルには同好会に参加しなかったのです(私は演劇をメインに動いていたので、顔が出せなかったんですね)。友達も一緒にそのサークルに入りましたので、いろいろ情報はもらっていたし、文化祭にあわせて本を購入し、占いができるように勉強はしていました。それが手相の本でした。今もその本は私の手相のバイブルとして困ったときに開いています。手相を学び、一回100円でもお金をいただけるのなら本を見ない程度に占いができるように勉強したのです。
結局、学園祭で手相を披露することは一度もありませんでした(^-^;
演劇に二年間の青春を費やしてしまったので・・・。
しかし思わぬところで、私の手相が大うけしてしまったんです。私は名古屋の短大にいたのですが、高校からエスカレーター式で上がってきたお嬢様グループがクラスにいました。私はどちらかといえば、地方出身でつるんでいる地味なグループでした。なので華やかなお嬢様グループとは縁がなかったのですね。しかし、その中の一人が私に手相を見て~といって親しげに話しかけてきてくれました。私はドッキドキです。バブル絶頂期でしたから、当時のお嬢様連中は本当に華やかでキレイでした。
私が手相を見てズバズバというたびに、彼女がびっくりするんです。
「当たってる~~なんでそんなことがわかるの?すごいっ!」
そして彼女がグループに「ねえねえ、すごいよ。やってもらいなよ!」って広めてくれるんです。
面白いことに、クラスには私のほかにも心理学同好会に所属し、占いを勉強したクラスメイトは他にもいます。私は演劇で披露しなかったものの、他の人はちゃんと文化祭でお金をいただいて鑑定している人もいるのです。だけれど、なぜか私の手相だけがクラスに広まり、休み時間には私の前に列ができるようになっていました・・・(笑)。自分は感じたことや学んだことをそのまま伝えているだけなのに、クラスメイトは「わかった!ありがとう。」と素直に受け入れてくれる。当時はクラスメイトを占うだけで終わっていたけれど、当たる当たると言ってもらえて、やっぱりうれしかったんですね。
それから短大二年のとき近所にある店でバイトをすることになったんですね。主にコーヒーとハーブティーを売り物にしている会社で、オーナーは役所広司似だけど、当時はバブル真っ只中だったからかなりノリノリで、きっとイケテル女子大生が欲しかったのかもしれません。が、私はどこをどう見ても、田舎くさい女の子でしたから、初めは難色を示していました。しかし「特技・手相占い」という文字をみて彼の目つきが変わりました。
「手相か・・・面白そうだな。採用!」
ええっ!そんな条件で採用かよっ!!!Σ(◎o◎;)
お茶の淹れ方に慣れてくると、顔見知りのお客さんが来るとオーナーが「それはいいからこの人を見てくれ」って鑑定席に案内するのです。
「あ、ハイ」なんていいつつも、「失敗したらどうしよう。」ってびくびく。だって、お客さんは10代の女子大生ではなくて50歳くらいの女性ですよ?私よりも何倍人生を生きている人です。そんな人を相手に何を話せばいいのでしょうか?外れていたら・・・(汗)。と思うけれど、逃げられません。オーナーがニヤニヤしながら私を送り出すのですから。
でも私の鑑定が始まると、お客さんが「そのとおりだよ!」「当たってるね~」って本当におだてじゃなくて言ってくれるんですね。その言葉で安心した私は段々のってきます。作品を仕上げるように、感じたことを話します。面白いなあと思うのですが「違うね。外れているよ」と言われたことがないのですね。記憶から飛んでしまったのかもしれませんが、私にとっては今でもそれが不思議でたまらないのです。
少なくともここで出会いました。
私は道という確かなものまでに発展するとは思わなかったけれど、でも不思議なことに、もし誰かに自分の占いにけちをつけられていたら、この時点でやめていたかもしれません。
この年齢で思ったことは「へえ、芸は身を助けるってこういうことか。」
ということでした。生きるためにこういう技術ってあったほうがいいんだなって。でも、それは私にとって、まだその程度の認識であって、覚悟とかそういったものとは程遠い思いでした。
きっかけとは恐ろしくもあり、不思議なものです。
占いをたまたま学んだだけなのに、それが周囲の声によって、自分が最初そんなに気合を入れるつもりはなかったのに、高めることになっていく。
でも・・・当時はそんなことまったくわからなかったけど、大きな流れがちゃんと働いていたんですね。
そして私は占いとは正反対の職業である銀行に入ることになります。
続きます。
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プロフィール
HN:
志我雨音(しがあまね)
性別:
女性
職業:
占い師・レイキヒーラー・主婦
趣味:
ゆっくりとひとりカフェ♪
自己紹介:
日記をただつれづれなるままに書くだけでなく、自分にも、皆さんにも何かを感じていただけるような文章を作り上げたいと思います。
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